PMSは、気分の落ち込みや、イライラ感、疲れやすさなどの精神症状と、頭痛、吐き気、むくみ、腹部膨満感などの身体症状が、月経前7~10日に定期的に出現し、月経開始後数日中に喪失するものです。PMSは女性の４０％に認められ、家庭や職場での生活が困難な重傷な場合もあります。

PMSの対策としては、食生活の改善や、サプリメントの摂取などがあげられます。
むくみ予防のためには、塩分を控えることが効果的です。吐き気も、ホルモンバランスの崩れとむくみからくるので、月経前には減塩するようにしましょう。また、甘いものの摂りすぎや、カフェインの摂りすぎに気をつけ、緑黄色野菜やプルーンなど鉄分やビタミンＢ郡を摂取するように心がけましょう。

カルシウムを十分摂取することで、むくみ、気分の安定、痛みの改善効果があります。マグネシウムも同様の効果があるので、同時に摂取したいものです。また、ビタミンＢ６は、PMSによるうつや胸のハリの改善効果があると報告されています。また、女性ホルモンに似た構造を持つ大豆製品も、改善に有効です。
チェストベリーは古くから、ホルモンのバランスを整えるハーブとして使用されており、改善効果があると言われています。
最近になって、PMSが、セロトニンの機能障害と関連し、抗うつ薬が非常に有効であることがわかってきました。サプリメントとしては、ハーブのセントジョーンズワートに改善効果があります。

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